10/02/09 16:33:05
彼らが回収している物で商品価値があるものは少数です。
例えばブラウン管のテレビですが、輸出向けで売れるものがあっても50~300円程度です。
ですので良心的な業者さんは運搬料金程度で回収してくれます。
無料・タダで引き取る業者は少数ですが、今も存在しています。
但し、アナウンスをよく聞くと「なんでも」とは言っていません。
「ミシン・編み機・エアコン・湯沸器・風呂釜・バッテリー・アルミホイール・液晶・ゲーム機・ギター・アンプ・コンポ・ラジカセ」
などの輸出業者に1個500円以上で売れていた物ばかりです。商品によっては1個20,000円で売れる物もありました。
さらに金属バブルのピークには鉄クズや家電クズが50kg/円で売れました。
つまり軽トラック満載に鉄くず・家電クズ(テレビ・洗濯機・冷蔵庫以外)を積めば
10,000~20,000円程度で売れていたわけです。
ですので当時は鉄クズや家電クズなども無料で回収していた業者がたくさんいました。
しかし、リーマンショック以降は不況と円高の影響で家電も金属も大暴落し、今までどおり無料回収をしていると
経費で赤字になってしまうことが多いため食っていけず、ほとんどの無料回収業者は辞めてしまいました。
20,000円で売れていた商品が1,000円以下になったりと酷い状況です。
今現在、鉄クズ・家電クズを必死に集めても軽トラック満載で3,000円にしかなりません。
古い軽トラックなら1日走ってガソリン代2,000円は消費します。
ですので今も続けている無料回収業者は別に本業があり休日だけ回収している方や、定年退職した年金受給者です。
生活の糧として回収しているわけではなく、いいものが手に入ったらラッキーという副業感覚だそうです。