09/05/21 00:12:58
そもそも非正規雇用の増加の背景は、別にパートやアルバイトのような
小遣い稼ぎ程度の仕事をしたい人が増えたわけではない。
企業が人件費の節減のために、正社員の雇用を抑え、パート、アルバイト、
派遣を名目とした雇用に切り替えたため。
しかしそれは正社員の名目が非正規に変わっただけで、仕事の質も量も
変わってはいない。
これが非正規問題の根幹であって、非正規に就いた人の選択の責任、
という話で済まされるような話ではぜんぜんない。
そもそも、労働基準法などの労働法は、労働者(雇用の形態を問わず)の
権利を保護するためのものなのに、非正規だから保護されなくてもいい、
または保護が薄くなってもかまわない、という発想が存在することじたい、
大きな間違い。
労働法は雇用形態による労働者の権利の違いを認めていない。