09/01/05 01:46:38 VHKGL0kV
この問題の本質は、自助努力だとか自己責任なんていうしょうもない話ではない。
憲法が保障する生活権(健康で文化的な最低限度の生活をする権利)と、
それに基づいて労働基準法などの労働法で定められた労働者の保護、これらは
「すべての国民」「すべての労働者」に等しく、差別なく保障されなければならない
ものなんだが、それがなされていないことが問題なんだよ。
結局、つまるところそれにつきる。
正規雇用と非正規雇用という分け方をすることじたいが間違っているわけで、
どんな雇用形態であろうと労働者は労働者なのだから、同じ保護を受けられる
ようになっていないとおかしいんだよ。
自助努力だの自己責任だのという話は、そこを無視して「非正規なんだから
保護を受けられないのは当たり前」というのが勝手に前提にされてしまっている
ことになるが(そのうえで非正規になったのは自分で選んだ、または自分が怠けた
からだろう、となる)、そもそもその前提が間違ってるんだよ、ぼけ、という話だ。
労働者保護の均等、という点を抜きにしてこの問題を論じても何の意味もない。