08/03/22 12:52:26 mILm9wkD
みんな仲良し教育の欠陥
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
みんな仲良し教育は、主体性を破壊し、長いものに巻かれるという気分を育てる
ために、合理的判断を主張することを控えさせるという欠点を持っている。
この欠陥は、日本社会のあらゆる場所に蔓延している。みんな仲良し教育の効果の
大きさに驚くほどだ。しかし、いまや学校教育も、その内部でカタストロフ(破局)
を迎えているのではないかとも感じる。ようやく、この教育の欠陥が誰の目にも
明らかになってきたのかもしれない。
仲間以外はみな風景。そう言ったのは社会学者の宮台真司である。
成熟社会では、「みんな仲良し」的な教育は、逆説的なことに、人を平気で差別し、
危害を加える人間たちを量産します。日本以外の先進国ではそのことが気づかれて
います。「みんな仲良し」には、成熟社会下で労働者に求められる資質の変化を
越えて、もっと根本的な問題があります。ですがそれに気づかない人たちが日本
では教員をやっています。
「みんな仲良し」というと、仲良しの範囲の外側っていうのは、
「仲間以外はみな風景」となり、「みんな仲良し」と言ったとたんに、
仲間以外は切り捨てられて、人間だろうが電信柱だろうが缶カラだろうが
同じになる。そうではなくて、むしろ、仲良くできない人間に対する創造力や
感受性を培うのかっていうことを教育していく必要がある。
ドラマなどでも仲間や友情の大切さを強調するものが多いですが
それが、日本の集団主義、同調体質、空気読め体質につながり
いじめや組織の隠蔽体質、などの弊害があるのではないでしょうか?