10/06/25 06:42:18 oltTGsQX
消費税増税は、小泉-竹中路線の延長線上でやらないと大失敗するよ。
削れるものをすべて削って、その上で必要なものを増税とセットで提案しないと通らない仕組みづくりが必要。
例えば、子供手当てがほしいなら、消費税2%増税しても子供手当てが必要か議論になる。国民が必要だと判断すれば増税と引き替えに子供手当ては支払われるだろう。
現在、自民・民主の出している案は、基本は現状維持のための増税。公約でいろいろ言っても、最後は赤字国債で穴埋めしている高齢者福祉に使われるだろう。
それでも福祉関連予算は毎年1兆円は自然増だから、すぐまた増税と言うことになるし、増税できなければ赤字国債が増えるだけ。
なぜ小泉-竹中が地方関連予算を切ったり福祉を切ったりしていたのかといえば、将来的に消費税で本当に必要なものだけ増税して予算をつけるためだった。そのことを理解できない、あるいは理解しようとしない人は多いようだ。
民主党のように、自分たちの選挙対策のために財源のないものを約束し強行採決し増税するやり方は論外だが、自民党も攻めの増税論を明確に打ち出せなかった。そこを菅直人のような卑劣な人間に付け込まれているようだ。
消費税の増税が抑制的であるためには、将来的に消費税に置き換えられそうなもの(福祉・地方予算)などもいったん削る必要がある。
そのことを理解しないまま、単に増税に賛成か反対かという立場で発言することすら無責任のそしりを免れないだろう。消費税は、賛成すれば良いというものでも反対すれば良いというものでもない。どちらがマシかというものでもない。
「上げ方」を間違うと景気が悪くなり失敗する。上げなくても財政が破綻して失敗する。
消費税とはそういうものなのだ。