08/05/28 21:21:00 eWlOF7l0
欧米のファンド、欧州企業に増配圧力・資産売却やリストラ要求
【フランクフルト=石井一乗】欧米のファンドが欧州企業に増配圧力を強めている。資産売却で得た資金や
過剰な資本の一部を株主に還元するよう求めており、純利益の3倍に相当する配当を実施させるケースも出
てきた。欧州企業と同様に財務面でリストラ余地が大きいといわれる日本企業に対してもファンドからの圧力
が強まる可能性がある。
ドイツの服飾大手ヒューゴ・ボスは2007年12月期に純利益の3倍に当たる配当を実施した。前の期まで純利
益の7割程度にとどめていたが、異例の大幅増配に踏み切った。利益拡大に向けた事業戦略の原資として、
過剰な資本の代わりに低利の借入金を活用して自己資本利益率(ROE)を高める狙い。これに伴う借入金増
大が結果として配当の原資に回った形だ。同社の大株主は昨年、株式の約9割を取得した英ファンドのペルミ
ラ。「投資先に資本構成を見直させた」(コメルツ銀行のアナリスト)とみられている。(09:41)
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