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新たな証拠調べず/白バイ隊員衝突死
2007年10月05日 朝日新聞朝刊(高知版)
春野町の国道で06年3月、県警交通機動隊の白バイとスクールバスが衝突、
同隊員(当時26)が死亡した事故で、スクールバスを運転していて業務上過失致死の罪に問われ、
一審の高知地裁で禁固1年4カ月の実刑判決を受けた無職○×被告(53)の控訴審初公判が4日、高松高裁であった。
柴田秀樹裁判長は「バスが進行中だったことはスリップ痕などからあきらか」などとして、新たな証拠調べをせず即日結審した。
判決は30日に言い渡される予定。
一審では、衝突時にバスが停車していたか走行中だったかが大きな争点となった。
「バスは時速約5~10キロで走行中だった」とする検察側に対し、被告側は「バスは停車していた。
スリップ痕は同僚をかばう県警の捏造(ねつぞう)」と主張していた。