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渋谷センター街パトロール隊を許すな!2 - 暇つぶし2ch877:論理的虚構 ◆vWilh8Qklc
07/11/16 16:23:47 f47GdxRW
虚構実在論は、「現実世界に関する理論的描像から相対的にみて、虚構はいかにも現実的なものである」という理論である。
(中略)
現実が外的世界であるにせよ、心的観念であるにせよ、その現実と同じ意味での存在性を虚構は現実外において持つという理論を、われわれは虚構実在論と呼んだのである。
いずれにせよ、虚構は現実よりも影の薄い異質の反実在ではない。
虚構は、現実世界の描像に倣って同じ描像が当てはまるという意味で実在なのだ。
逆に言えば、現実は虚構と同じくらい虚構的である―現実についてのわれわれの実在感如何も、虚構世界についての実在感如何に倣う。
(『虚構世界の存在論』より)

【感覚日記】
「現実的でない」という理由で虚構作品を非難する=現実的であるかどうかを虚構作品の評価基準に据えている、頭の弱い者がいるが、
虚構作品は現実という虚構以外の虚構を記述したものなんだから、現実という虚構が好きなら虚構作品を求める必要性はどこにも見当たらないし、
両者はそれぞれに独立した自然さがあるのであって、
現実の事態の評価基準に虚構世界の事態を持ち出して虚構世界における自然さを欠如していると言う、あるいは反対に虚構世界の事態の評価基準に現実の事態を持ち出して現実世界における自然さを欠如していると言うのは、おそらく無意味(無価値でも、無意義でもない)である。
そもそも、現実と同一ならば、それは現実にほかならないのであって、他のどの世界でもない。
また、現実というのがいったい何であるか、対象を現実であると主張する者が言う現実が本当に現実であるかといったことが疑問として残る。
しかし、その虚構世界にどのような理論が成立しているかは問題になるだろう。
というのも、学術的に劣る考え方を採用している虚構作品(たとえば映画だと『MATRIX』)を節操なく受け入れるならば、何でもありということになる。
しかし、この世界のみならず、他のあらゆる世界においても「何でもあり」が成立するという信念は絶対確実に正しいかという問いを行うことはできるのである。


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