07/09/30 23:14:10 v3ynRflp
神奈川県丹沢山地の鹿が異常繁殖している問題をご存知でしょうか。
この地域は植林が盛んで、鹿の餌となる若木が毎年のように植林されています。
天敵である肉食動物(クマ)もほとんどいない地域ですので、もっぱらの天敵は、
人間です。鹿の天敵は狩猟免許を持ったハンター達なのです。
ですが、この丹沢に来るハンターは寄る年波には勝てない老人ばかり。
銃での狩猟などは、高額な費用がかかる趣味であり、若年層がおいそれと手を出せるものではありません。
丹沢の狩猟許可地域は深い山の中ですから、年寄りハンターの足が遠退くのも無理はありません。
これで丹沢の鹿は、天敵ハンターの間引きを気にせずにすむようになりました。
餌は、毎年のように植林される若木があるので冬でも困りません。そして異常繁殖は始まりました。
いまでは、信じられない場所(民家のすぐ脇の道路や駐車場)にも出没します。
奈良の飼いならされた鹿ではなく、野生の鹿がですよ。
このような例でもわかるようにに、動物は天敵がいなくて餌が豊富にあれば、
その餌がいきわたる分だけ増えていくのです。