10/01/27 00:22:23 s+n7ph5P
参院追及も決め手欠く=舛添氏は首相にエール?-自民
参院予算委員会での論戦がスタートした26日、自民党は舛添要一前厚生労働相らを送り出し、鳩山由紀夫首相らの「政治とカネ」の問題を改めてただした。
しかし、首相は衆院予算委と同様の答弁を繰り返すばかり。自民党の追及は決め手を欠き、手詰まり感も出ている。
「民主党はモラルの問題は問わないのか」。自民党の西田昌司氏は質疑で、小沢一郎民主党幹事長の著書「日本改造計画」の中で政治資金規正法違反者への
罰則強化などを唱えている部分を読み上げ、首相に感想を問うた。
しかし、首相は「(小沢氏の問題の)事実関係が解明されていない中でコメントすることは正しくない」と慎重答弁に終始。首相自身の偽装献金問題では、
実母からの資金提供を「知らなかった」と神妙にいつもの答弁を繰り返した。
自民党議員が繰り出す質問は衆院予算委での審議同様、報道に基づく質問が目立ち、首相から新たな事実や踏み込んだ発言を引き出すことはできなかった。
同党は2月中旬までに「政治とカネ」をテーマにした衆院予算委での集中審議実現を目指しているが、一方では「もっと政策論議を」(若手)との声も
出始めている。
こうした声を受けてか、この日の質問一番手となった舛添氏は「大所高所から議論したい」と切り出し、首相と小沢氏の政治資金問題への追及はそこそこに、
憲法問題や財政、外交など多岐にわたって質問。ただ、首相を追い込むほどの厳しさはなかった。
舛添氏は「自民党の利権政治が民主党に移るようなことがあってはいけない」「憲法改正の方向は8割がた同じ方向」と首相へのエールとも受け取られかね
ない発言も。新党結成や政界再編を公言してはばからないだけに、自民党内からは「民主党に敵をつくらないようにしている」(参院中堅)との声も出た。
URLリンク(www.jiji.com)