07/09/28 01:26:31
140:マンセー名無しさん :2007/09/27(木) 23:57:46 ID:HNvwUYW+ [sage]
また、リンチに関してだけど、古河鉱業所大峰炭鉱の労務係の日本人で、朝鮮人をリンチで死なせた人の証言もある。
「あの当時、考えて見ると特高というバックがあったから、労務係は平気で寮で叩き殺したり出来た。
特高といえば労務係もびりびりしとるし、朝鮮人に特高を呼ぶぞといっただけで恐れとった。
労務係や坑内係が寮生を叩くことは、当り前のような雰囲気があって、それがみんな国のためと思うとった。
一人や二人叩き殺しても石炭さえ増産すればいいと、黙認したところがあったからね。
(中略)李山が殺されたことで、添田の峰地炭鉱やこの地方の炭鉱に次々と暴動が起こりそうで大変やったらしい。
労務係を全員逮捕して、殺人犯で送検しないと収拾がつかんごとなっとる。そうせんと、朝鮮人が納得せん情況があった。
他の炭鉱では、何人も朝鮮人を虐殺しても問題にならんで、大峰炭鉱のわしたちは運が悪かった。
(中略)労務係が朝鮮人を殺して裁判になったのは、筑豊の炭鉱でははじめてのことで、ずい分同情されましてな。
(中略)炭鉱で朝鮮人を殺したということで、思想犯や凶悪犯じゃないから、刑務所の看守たちからは優遇された。
『お前たちはかわいそうだ』と同情されて、飯の量も外の囚人よりも多かった。」(p133~134)
ちなみに1944年の話で、当時の「特高月報」にも載ったそうだ。
この本は日本人・朝鮮人双方の証言が実名で書かれているし(中にはまだ存命の人もいるだろうね)、
前述の二人のように同じ出来事・事件について複数の証言もある。