07/11/16 11:01:51
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チャイルド・マレスター(child molester)はペドファイル(pedophile)と混同されがち
であるがペドファイルは子供に性的夢想を抱く人間であり、それらの概念は異なったものである。
両方を混ぜたようなイメージが社会一般にあるようだが、実際には違うので注意が必要である。
小児性愛者だからといって必ずしも子供にみだらなことをするわけでもなく、また小児性愛者
でなくとも子供にみだらなことはする。
ペドファイルでない人がチャイルド・マレスターとなった場合、被害者の数は数人程度である
のに対し、ペドファイルがチャイルド・マレスターとなった場合被害者の数は数百、数千の
レベルとなる。基本的にペドファイルでないチャイルド・マレスターの方が数は多いが、子供が
被害にあうのはペドファイルであることが少なくないのはこのためである。
児童に対し性的虐待を行うのは「変なおじさん」かロリコンなおたくであると思われがちだが、
そうではない(いないわけではないが)。大抵こういった考えはゴシップ的な考えであって、
実際にはそういった固定観念を隠れ蓑に「自分は児童に性的虐待をしているとは思われないで
あろう」という考えの中で守られている人のほうが多いのである。ジェームズ・キンケイド(1998)
やロバート・K・レスラー(1996)など固定観念がゴシップもしくは神話であるという意見は多い。
ローマ・カトリック教会の聖職者らによる性的虐待事件やジャニー喜多川の事件など、
いくらでも「固定観念」こそ実態を反映していない考え方であることを示す事件は存在している。
日本でもこういった話はより議論されるべきなのであるが、斎藤環など一部の人がおたくは小児
性愛者とは言い難い(つまりペドファイルではない)事を述べるだけで一般にはあまり浸透して
いない模様である。高崎小1女児殺害事件、奈良小1女児殺害事件、広島小1女児殺害事件など異常と
考えられている者による事件もあるが、こうしたセンセーショナルな事件は、マスコミに取り上げ
られやすく視聴者の注目も引くので、話題にされるのである。