09/11/20 21:42:15 cpry2l8V
日本人に独特のことなのか、心を病んでいる人を
「弱い人間」「なまけもの」「たるんでいる」
などと決めつけがちです。しかし、
心の病は他の病気と変わらないものだというのが、
最近の医学の常識です。こうした考え方が
まだまだ行き渡っていないので、これを特別視する人もいる。
しかし、誰でも鬱病になる可能性を秘めているということは、
事実のようです。
心の病はまた、身体の病を惹き起こす。
日本の医療費は30兆円にも及び、
これ以上放置できない状態になっていますが、
予防医学の見地からも心の病を見過ごしてはいけないし、
その結果、産業・生産活動の低下を招いてもいるのです。
たとえば「厚生労働白書」(平成16年版)によれば、
自殺による国内総生産の損失額はすでに1兆円を超え、
2020年には2兆円に達すると言われています。
これは自殺のみの数字です。
また、ILOの報告によれば、
ドイツやフィンランド、ポーランド等でもアメリカと同様に
鬱病治療に毎年GDPの3~4%が使われていると言います。
もはや昔ながらの精神論では、この問題は解決できない。
われわれは速やかに対応しなければいけないと思います。
「保守の論理」著:町村信孝