07/11/02 21:24:24
米国の戦争、ブッシュの戦争はいずれその「つけ」を米国内において払うことになるでしょう。
テロに対し軍の攻撃が有効であるというプロパガンダがどれほど荒唐無稽であるかは、
この国で、何故、オウムに対し警察活動でもって対処し、
軍の投入が図られなかったかを見れば、常識が何処にあるかは明瞭です。
あるいはテロとの戦いは国家間の「戦争」ではないというレトリックを米国は気に入っているのかも知れません。
むしろ、米国の下請け国家にとって都合が良いのかもしれませんが。
いずれにしろ米国が対テロの名目のもと、中東における侵略行為を正当化することは必ず
匿名的な怨嗟のマグマを世界中に充填することになります。
本当のテロとは実質的な効果に対してはあまり関心がないものです。人々のいない大海原のタンカーを沈めたり、
米軍精鋭と互角に渡り合うことは、むしろ二義的なことでしょう。
テロの最終目的は人々の間に恐怖と憎しみを作り出すことです。
その意味で効果的なテロとは稼動中の原子炉の電子回路にちょっとした細工を行うとか、
上水道の供給ポンプ内に致命的なウイルスを散布するなどでしょう。
身近な方法論はいくつもあるはずです。
「国益」とは、テロを呼び込む怨嗟のマグマの標的に国民を置かないよう政策を執り行うことです。
その意味で中東の侵略を続ける「ならず者国家」に付き従うのは、あまり賢明な選択とは言えないのです。