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「西松建設前社長が小沢氏からの便宜供与を否定」(世田谷通信)
西松建設の違法献金事件に関して、西松建設の国沢幹雄前社長が、
民主党の小沢一郎代表側からの便宜供与はなかったと証言していることが分かった。
東京地検特捜部は、西松建設による小沢氏側への献金は公共工事などの
見返りを目的としたものとして捜査しているが、国沢前社長は
「公共工事が欲しかったので(小沢氏側への)献金を続けていたが、
まったく工事を回してもらえないため、このまま献金を続けていても無駄だと思い、
2つの政治団体を解散するに至った」と証言した。この証言は、
小沢氏の影響力が強いと言われている東北地方での公共工事が、
西松建設側にほとんど斡旋されていなかった事実とも合致している。
小沢代表は11日の党本部での会談で「何としてでも衆院選で勝つ。
俺は何も悪いことはしていない。いずれ真実が明らかになれば国民も理解してくれるはずだ」
と語った。
一方、西松建設による裏金疑惑や違法献金容疑を報じられている
自民党の二階俊博経済産業相や森喜朗元首相の地元である近畿地方や北陸地方では、
数十億円単位の公共工事が西松建設へと優先的に流されていた事実が判明しており、
今後の捜査の方向性が注目される。(2009年3月11日)
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