09/07/30 12:42:37 gULuV8Kc0
中津渓谷への道が閉鎖になるほんの少し前に一人で走り納めに行った。
雨が降った直後で未舗装の部分はぬかるんでいて走り辛かった。
途中にぬかるんだ未舗装の坂道があった。
あまり深く考えずに登っていくと途中からリアタイヤが空転しだした。
あと少しで上がり切れるので無理やり進もうとすると、
だんだんと車速が落ちてきてカマボコ状に下がった路肩の方へ車が流れていく。
そうこうしてるうちにとうとう車が路肩に落ちてしまった。
さて、どうしたものか…
ダムの底に沈むのが間近に迫ってるので交通量はないに等しい。
このまま他の車が通り掛るのを待っていても仕方ないだろう。
当時は携帯なんて持ってないし、近くの民家に助けを呼びに行くにしても一体何キロあるんだろう?
すっかり途方に暮れてるとある光景が蘇った。
この坂の少し手前の辺りで建物を壊してるかなにかでユンボが置いてあった。
幸いな事に私はユンボを運転できる。
当時はキーの管理もずさんだったので、たぶんエンジンも掛かるだろう。
私は坂道に車を残してその場所まで行き、ユンボをちょっと拝借して現場に戻った。
そして車にワイヤーを掛けユンボで坂の上まで引っ張り上げ、またユンボを元の場所に返しに行った。
そうしてなんとか帰ってこれた。
そんな懐かしい思い出も今は水の底。
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