10/04/29 06:55:51
~~元警察官強姦致傷判決 裁判員「負担大きかった」~~
女性7人に対する強姦致傷罪などに問われた元県警警察官の無職安崎正昭被告(43)の
裁判員裁判(平島正道裁判長)の判決言い渡しが鹿児島地裁であった28日、
記者会見した裁判員経験者の多くが「精神的負担は大きい」と振り返り、
性犯罪を裁くことの難しさを口にした。
判決で、平島裁判長は「凶器や人相を隠すための帽子などを準備していた」
「被害者に与えた恐怖や屈辱は非常に大きい」と犯行の悪質さを列挙。
一方、約16年間にわたって、警察官の職務を全うしていた点や、逮捕後すぐに容疑を認めた点に触れ、
「更生の可能性がある」と情状も認め、求刑の懲役15年に対し同14年を言い渡した。
判決後の会見には、裁判員経験者の男性1人と女性4人が出席。被害者の家族が「登校できなくなった」
「自傷行為が続いている」などと被害者の心の傷を訴えたことについて、
「家族の言葉は一言一言が重く、裁判中に泣いてしまった」などと厳しい表情で語った。
姶良市の会社員女性(24)は「量刑を決める評議では当初、自分と同じ女性の立場で
考えていたが、裁判長から『偏りすぎず、中立の立場で』と言われてはじめて、周りが見えるようになった」
と振り返った。
(2010年4月29日 読売新聞)
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