09/12/11 20:09:30
署長のスピード違反、ばれたから更迭 静岡県警
静岡県警菊川署の佐々木国宏署長(57)がスピード違反で検挙されていたのに、県警が公表しなかった問題で、
県警は10日、佐々木署長を本部に異動させる人事を発表した。降格ではないとしているが、署長には今春就いた
ばかりで、事実上の更迭人事。県警はスピード違反についてすでに戒告処分としているが、改めて異動させた
理由について、事実関係が明るみに出て「部内外への影響が大きくなったため」と説明している。
佐々木署長は休日だった11月21日、同県島田市内の市道で制限速度を53キロオーバーする93キロで走行
したとして検挙された。県警は同26日付で戒告処分にしたが、新聞各社が今月9日に報道するまで事実関係を
公表していなかった。報道以降、住民から60件以上の苦情が届いているという。
県警はこれまで異動させていなかったことについて
「処分しているし、本人も反省している。公表せず、外に波及しなければ組織の運営に耐えられると思っていた」
と説明した。
当初事実関係を公表しなかったことについては、警察庁の指針では業務外での違法行為は停職処分以上の場合に
公表することになっていることを挙げ、「十分検討した結果で、判断に問題があったとは思っていない」としている。
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