09/12/13 00:57:17
島根女子大生遺棄:不明から1カ月 情報収集へ全力 有力手掛かりなく
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広島県北広島町の山中で、島根県立大1年、平岡都さん(19)=同県浜田市原井町=の遺体が見つかった死体遺棄・損壊容疑事件は、
平岡さんがアルバイト先を出て行方不明となってから26日で1カ月を迎えた。腕などがまだ見つかっておらず、島根・広島両県警の合同捜査本部の捜索が続く。
捜査本部は、平岡さんの交友関係や不審人物の捜査を進めてきたが、有力な手掛かりはなく、新たな情報の収集に全力を挙げている
不審者浮かばず
捜査関係者によると、捜査本部は、平岡さんの周囲で事件前後に連絡が取れなくなるなどした人物らから事情を聴いた。
同大学の学生や地元住民らが捜査線上に浮かび、うち男性3人については、一時、顔写真を示して聞き込みを続けたが、
犯行に結びつく証拠は得られなかったという。また、交友関係でのトラブルは見受けられないという。
捜査本部は遺体を執ように傷つけた手口に着目し、レンタル店で残虐シーンのあるビデオを借りた不審者はいなかったかも調べている。
また、刃物購入者の調査▽女性や子供に声をかけた不審者の捜査▽防犯カメラの映像分析▽動物虐待事案の捜査―なども進めてきたが、
まだ実を結んでいない。
物証も乏しく
物証が乏しいのも悩みだ。今月6日、頭部が見つかり、19日までに胴体や平岡さんの血がついたレジ袋の破片などを見つけた。
近隣の管区機動隊の応援も得て1日最大約390人で大規模捜索を続けているが、大量生産品のレジ袋の流通経路の割り出しは難しく、
他にも容疑者につながる物証はないという。
「絶対許せぬ」
それでも、捜査員らの意気込みは強い。「平岡さんの無念を晴らすため、警察の力を総結集して逮捕する」。21日、
臨時署長会議で大橋亘(わたる)・島根県警本部長は誓った。捜査本部は平岡さんの通勤経路や山中に通じる道路沿線などで聞き込みを続け、
不審人物・車両に関する新情報を探している。
また、レンタカー店などで不審な客がいなかったか調べたり、通行車両記録を分析し、遺体搬送に使われた車の絞り込みを急いでいる。
ある捜査員は「自分の娘だったらと思えば、絶対に許せない。必ず捕まえる」と決意を込める。