09/12/24 20:02:54
ひき逃げ被害者に不適切対応 福井署員
2009年12月24日
福井市内の市道で無職男性(78)の乗用車が女子大学生(18)に接触して軽傷を負わせて走り去った事故で、
現場に駆け付けた福井署交通一課の警部補(51)が、けがをした女子学生に
「加害者はお年寄りで、ひき逃げにはできないので大目に見てあげて」などと発言していたことが分かった。
同署の北村直洋交通官は「男性が気付いておらず、物証もないため立件は厳しいというつもりで警部補は話した」と釈明。
ただ、「捜査途中では不適切な言動だった」として、警部補と同行した巡査部長に口頭で注意した。
福井署によると、事故は11月16日午後4時40分ごろ発生。
車はそのまま走り去ったが、女子学生が覚えていた車のナンバーから男性を特定し、間もなく男性を呼び出して事情を聴いた。
北村交通官は「男性は担当だった警部補と面識はなく、警察の関係者や協力者でもない」とした上で、
「女子学生には誤解を与えた。一度会って事情を話したい」と話している。
同署は今月16日に、自動車運転過失傷害容疑で男性を書類送検した。