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北海道開発局 局長が半年ぶり会見 官製談合事件を謝罪
1月21日1時16分配信 毎日新聞
北海道開発局が官製談合事件などにさらされていた昨年7月を最後に記者会見を拒んできた鈴木英一局長が20日、半年ぶりに会見した。
鈴木局長は冒頭で事件について改めて謝罪した上で、
「談合事件の(内部)調査途中で、質問にお答えできない状況だった」と、これまでの対応について釈明した。
開発局は昨年5月以降、農業土木と河川改修を巡る官製談合事件が相次いで発覚。さらに、道庁との統廃合問題も浮上した。
これに対し、鈴木局長は昨年7月3日の会見で、統廃合に理解を示す発言。これが冬柴鉄三国土交通相(当時)の不評を買ったとされ、以来、報道各社の会見要請を拒み続けてきた。
この日は、官製談合事件や統廃合問題について質問が続出。
しかし、事件については「660人を超える職員らの聞き取り調査を行ったが、50年代における談合の事実は供述が得られていない」と、国交省がまとめた中間報告書の説明に終始。
昨年12月に地方分権改革推進委員会が開発局など国の出先機関の統廃合を勧告したことについては、「私の見解は差し控える」と、歯切れが悪かった。【高山純二】