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揺らぐダム：五木村振興条例、提案へ 主要４会派が合意－－県議会 ／熊本
12月12日17時1分配信 毎日新聞
自民、民主・県民クラブ、公明、無所属改革クラブの県議会主要４会派は１１日、
川辺川ダム計画による水没予定地をかかえる五木村の振興を進める「五木村振興推進条例」（仮称）を、県議会最終日の１８日に共同提案することで合意した。
新社会や無所属議員にも働きかけ、全会一致での可決を目指す。
条例案は、五木村が川辺川ダム計画で翻ろうされてきた歴史に言及し、村振興を県政の重要課題と位置づけている。
そのうえで、県が村振興を効果的に進めるための計画をつくり、必要な財政措置に努めると定めている。
協議の中で「県ではやれない部分も出てくるだろう。必要に応じて国に予算措置などを働きかけるよう定めた条文も必要だ」との意見が出て、盛り込むことにした。
国による五木村の基盤整備は、川辺川ダム建設を前提としているため、蒲島郁夫知事がダムに反対を表明したことで見通しが不透明になっている。
和田拓也村長が１１月、県と県議会に対し、村再建への支援を明確に位置づけた県条例の制定を求めていた。【笠井光俊】
１２月１２日朝刊 最終更新:12月12日17時1分