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揺らぐダム：路木ダムの建設継続 県、計画変更せず ／熊本
12月12日17時3分配信 毎日新聞
県は１１日、天草市河浦町で進めている県営路木ダム建設の継続を決めた。
計画策定から長期間たっているため県公共事業再評価監視委員会が妥当性を審議し、「事業継続」を認めたことを受けた措置。
建設の根拠の一つとされる路木川下流の浸水被害に対して住民団体から「事実ではない」と疑問が示され、天草市が事実かどうか調査することを決めたが、県は考慮しなかった。
浸水被害への疑問について、再評価委は「地元がダム建設を求めており、設置の必要性は変わっていない。水道事業の供給開始時期を遅らせることなく着実に整備すること」と結論付けた。
ただ「住民に十分な説明を行い、理解を深めるよう努めること」という付帯意見を付けている。
路木ダムは洪水被害防止と地元への上水道供給の二つが目的で、県が１９９３年に計画決定した。【笠井光俊】
１２月１２日朝刊 最終更新:12月12日17時3分