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ダム建設が前提で、治水・利水は二の次?
芹谷ダム建設推進して 彦根市長が知事に要望書
10月3日21時39分配信 京都新聞
滋賀県が中止方針を固めている芹谷ダム(多賀町)について、芹川下流の獅山向洋彦根市長らが3日、県庁を訪問し、獅山市長は「ダムを造らないのならば、極めて心外」と強い不満を表明した。
彦根市と建設予定地の多賀町はこの日、2003年に県が地元住民と結んだ基本協定の立会人の立場で、あらためて協定の前提となっているダム建設の推進を求め、要望書を嘉田由紀子知事あてに提出した。
提出後、獅山市長は「(治水の安全度で選んだ)河川整備の優先度より、すでにある基本協定を尊重してほしい」と述べ、嘉田知事がダム建設の判断材料にするとして1日公表した「中長期整備実施河川」の検討結果は、ダムをやめる理由にならないとの見方を示した。
また、「財政が厳しくとも、人の生命と財産にかかわる問題であり、優先的に財源を回せるはず。県には説得力のある説明を求めていく」と話した。
最終更新:10月3日21時39分