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「民意との乖離」に関しては、完全に「開き直り」している・・・
ある意味「税金を横領してもいいから、地域の自然を壊さないでください」と言いたい。
芹谷ダム建設：凍結へ 優先整備、大戸川はＡランクか－－県方針 ／滋賀
10月2日16時2分配信 毎日新聞
県は、県営芹谷ダム（多賀町）の建設を凍結する方針を固めた。芹川の治水安全度を県内の他の河川と比べ、より危険な川が他にある中、現段階で多額の予算を使い、ダムを建設するのは不適当と判断したとみられる。
県は、県管理の５０６河川について、治水整備必要度が高い順にＡ～Ｄにランク分けしており、２日にも一部を公表する。芹川は最も優先度が高いＡランク（約３０河川）に入る見通し。
また、国の淀川水系河川整備計画案で建設が盛り込まれ、嘉田由紀子知事の知事意見が注目される国直轄の大戸川ダム（大津市）の大戸川もＡランクとなる可能性が高い。
しかし、芹川はＡランクの他の河川と比べると、より安全度の低い河川があることなどから、ダムの優先的整備からはずれたとみられる。
整備計画案について嘉田知事は１２月議会に知事意見を提出する意向。大戸川ダムを巡っては、国交省近畿地方整備局の諮問機関「淀川水系流域委員会」が淀川本川への治水効果が低いことなどを指摘した。
嘉田知事も９月３０日の県議会で「同ダムが下流の宇治川や淀川の治水に資するものでなく、大戸川だけの治水単独ダムとなれば、現在計画されているダムは現実的でない」と答弁した。大戸川自体がＡランクでも、即ダム推進には直結しない見通しだ。
芹谷ダムについて嘉田知事は１日、「現時点では最終判断していない。（住民らによる）『川づくり会議』や彦根市長、多賀町長、（有識者らによる）『淡海の川づくり検討委』の意見も踏まえ、１０月中には判断したい」とのコメントを出した。【服部正法】
１０月２日朝刊 最終更新:10月2日16時2分