08/09/19 12:21:39
＜官製談合＞落札業者との仮契約解除 青森・処分遅れ問題
9月16日20時4分配信 毎日新聞
国土交通省北海道開発局の官製談合事件をめぐり、元社員が競争入札妨害（談合）罪で略式起訴された東京都の準大手ゼネコン「前田建設工業」の共同企業体（ＪＶ）が、指名停止処分が決まる前に青森県発注の大型トンネル工事を落札していた問題で、同県は１６日、
ＪＶとの仮契約を解除し、本契約は交わさないと発表した。
この問題は、県が指名停止期間の検討中に出先機関が入札を実施したために起きており、県は、速やかに指名停止の手続きに入れるよう県の要領を改正し、入札をやり直す。
県は、指名停止の適用基準を定めた「県建設業者等指名停止要領」を改め、新たに
▽指名停止期間中に期間を延長できる
▽贈賄、競売入札妨害の逮捕事実などを確認したら入札に参加させない
▽入札後、契約締結までの間に指名停止になった場合は契約しない
－－などの文言を加えて厳格化することにした。
元社員は６月３日に略式起訴されたが、県が同社を指名停止にしたのは８月６日からで、この約２カ月の間に同社を含むＪＶが工事を落札していた。
県が今月９日、前田建設工業など３社のＪＶに仮契約解除を文書で申し入れ、１６日に合意した。
仮契約解除について同社広報グループは「コメントは差し控えたい」としている。【後藤豪】