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グリーンピースなどNGOが賛否を表明 IWC総会
6月26日9時42分配信 産経新聞【サンティアゴ=松尾理也】
チリのサンティアゴで開催中の第60回国際捕鯨委員会(IWC)で25日、第三者として参加している非政府団体(NGO)の意見表明の機会が認められ、
日本からは環境保護団体のグリーンピース・ジャパン(GP)など2団体が意見を述べた。
IWC総会でNGOがスピーチを行ったのは今回が初めて。
捕鯨の是非をめぐって続いている対立を反映し、賛否双方の立場から3団体ずつが登場。
日本からは賛成の立場で「ウーマンズフォーラム・魚(WFF)」、反対の立場からGPが参加した。
GPの花岡和佳男氏は「持続可能なクジラ資源の利用とは商業捕鯨ではなく、ホエールウォッチング」を主張。調査捕鯨の即時中止を求めた。
GPは総会に会わせて会場周辺で開いた集会では、青森県警による活動家2人の逮捕に抗議する横断幕を掲げていたが、この日のスピーチでは触れなかった。
一方、WFFの佐藤安紀子さんは「日本は独自の魚食文化を持っており、日本人にとってクジラは大切な食べ物」と訴えた。
このほか、捕鯨推進を求める立場から参加したノルウェイのNGOからは
「都会の視点からだけではなく、われわれのように捕鯨が生活や文化の一部となっている地域の視点も尊重してほしい」などの意見も出された。