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高校生の視力0.3未満が約3割に―文科省調査
12月12日17時16分配信 医療介護CBニュース
裸眼視力が0.3未満の児童・生徒の割合が、幼稚園、小学校、中学校、高等学校のいずれでも昨年より上昇していることが、文部科学省の「学校保健統計調査」の速報で明らかになった。
特に高等学校では、昨年と比べて2.3ポイント伸び、約3割の生徒が裸眼視力0.3未満となっている。
同調査は、今年4-6月、5-17歳の児童・生徒を対象に、発育状態については69万5600人(4.7%)、健康状態については332万2441人(22.6%)を抽出調査した。
調査結果によると、裸眼視力が1.0未満の割合は幼稚園で28.9%(昨年26.2%)、小学校で29.9%(28.1%)、中学校で52.6%(51.2%)、高等学校で58.0%(55.4%)となっており、いずれも昨年と比べて増加した。
裸眼視力が0.3未満の割合も、幼稚園0.8%(0.5%)、小学校7.1%(6.5%)、中学校22.4%(20.3%)、高等学校28.4%(26.1%)と、やはり昨年に比べ増加している。
疾病や異常の被患率などの割合では、いずれの教育段階も「むし歯(う歯)」の割合が最も高く、「裸眼視力1.0未満の者」が続いた。
前年比では、「耳疾患」はいずれの段階でも増加している一方、「むし歯(う歯)」は被患率こそ高いものの、いずれの段階でも減少している。
また、「ぜん息」については、小学校、高等学校では昨年と同率、中学校では0.1ポイント減少しているのに対して、幼稚園のみ0.5ポイント増加した。