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＜枚方談合＞収賄罪の元警察官、実刑確定へ 最高裁上告棄却
12月12日20時17分配信 毎日新聞
大阪府枚方市発注の清掃工場建設工事を巡り、
収賄罪などに問われた元大阪府警警部補、平原幸史郎被告（４９）に対し、最高裁第３小法廷（田原睦夫裁判長）は１０日付で上告を棄却する決定を出した。
懲役２年２月、追徴金１０００万円とした大阪高裁判決（７月）が確定する。
１、２審判決によると、平原被告は前市長、中司宏被告（５２）＝談合罪で公判中＝らと共謀し、０５年１１月の入札で大林組などの共同企業体が落札できるよう談合した。
さらに０６年１２月、捜査などで有利な取り計らいを受けた謝礼として大林組元顧問から現金１０００万円を受け取った。
２審は平原被告が中国・四川大地震の被災者に寄付した事情を考慮し、１審の懲役２年６月から減刑したが、弁護側は「実刑は重すぎる」などと上告していた。【北村和巳】