07/12/12 07:17:58
自転車の悪質違反 一斉取締り
歩道を暴走するなど自転車の悪質なルール違反による事故が相次いでいることから、警視庁は10日、
都内の100か所近くで自転車を対象にした一斉取締りを行いました。
自転車の一斉取締りは、都内の駅周辺や繁華街など96か所で一斉に行われ、このうち西東京市の
西武新宿線の田無駅前では20人の警察官が取締りに当たりました。警察官は、踏切の警報器が
鳴っているのに渡ろうとする自転車や、歩道を猛スピードで走り抜ける自転車を見つけると、
1台1台止めて警告カードを手渡し指導しました。東京都内では、ことしに入って10月末までに、
歩行者が自転車にはねられてけがをした事故は去年の同じ時期より56件多い878件に上っています。
10月には、豊島区で歩道を歩いていた89歳の女性が自転車にはねられて死亡したほか、先月も
渋谷区で横断歩道を渡っていた75歳の女性がはねられて死亡するなど、去年より4人多い6人が
死亡しています。歩道を歩いていた70代の女性は「狭い歩道で自転車がすごいスピードで脇を
すり抜けるときに、いつも怖い思いをしています」と話していました。取締りに当たった田無警察署の
長田由明交通課長は「法律上、自転車は車と同じ車両なので、車道の左側を通るのが原則です。
自転車でも重大な事故につながることを自覚して、交通ルールを守ってほしい」と話しています。
警視庁は今後も自転車の悪質なルール違反の取締りや指導を徹底することにしています。
NHKニュース 12月10日 20時15分
URLリンク(www.nhk.or.jp)
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