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盗撮警官を処分／神奈川県警
２００７年１月２５日 神奈川新聞
鎌倉署の地域課巡査長（25）が隠し撮りをした問題で、県警監察官室と厚木署
は二十四日、巡査長を県迷惑防止条例違反の疑いで書類送検するとともに、停
職一カ月の懲戒処分にしたと発表した。巡査長は同日、自己都合により退職し
た。
調べでは、巡査長は昨年十二月十九日午後四時五十五分ごろ、小田急線本厚
木駅近くの書店で、バッグに隠した小型カメラで女性のスカート内を撮影した
疑い。容疑を認め「昨年九月から、厚木や横浜などで三十数回の隠し撮りをし
た」などと供述したという。
鎌倉署では、別の巡査長（38）が昨年十二月十五日に窃盗容疑などで逮捕さ
れたのを受け、署員への教育、指導を行っていた。巡査長も翌日に署幹部の指
導を受け、警察官としての決意を表明する作文を提出していたが、その三日後
に隠し撮りをしていた。
監察官室は、監督責任として鎌倉署長を本部長注意処分とした。増子吉勇同
室長は「同一の署で重大な不祥事が発生した直後に犯行に及んでおり、極めて
遺憾。厳正に処分した」とコメントした。