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2007/03/08-13:47 元鹿児島県警本部長を厳重注意へ＝公選法違反無罪で警察庁
２００３年４月の鹿児島県議選で、公選法違反（買収・被買収）罪に問われた元県議ら
被告１２人全員の無罪判決を受け、警察庁は８日、捜査を指揮した当時の
稲葉一次本部長（５３）＝現関東管区警察局総務部長＝について、
同日中に同庁長官による厳重注意とする方針を決めた。
法令や規律違反などに対する懲戒処分とは異なる業務指導上の措置だが、
個別事件の捜査指揮に関して本部長を注意するのは極めて異例。
鹿児島地裁は２月２３日、被告１２人全員を無罪とした判決で、元県議のアリバイを認めた上で、
被告らの自白の信用性を否定。
強圧的な取り調べの疑いにも言及しており、同庁はトップの捜査指揮に問題が
あったと判断したとみられる。