08/08/07 21:10:22
仙台市で平成15年、酒のトラブルをめぐり仙台東署員3人に路上で押さえ付けられた会社員、千葉真司さん=当時(31)=が死亡した問題で、母親が宮城県と3人に約7800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、仙台地裁は20日、請求を棄却した。
潮見直之裁判長は「制圧行為は必要最小限度で、許容範囲内」とした上で「押さえ付けた時間は一時的で、死亡はアルコールの影響の可能性も否定できない」と指摘。「制圧行為で窒息して死亡したと認めるのは困難」と結論付けた。
訴えによると、千葉さんは15年2月、仙台市宮城野区の路上で、けんかの仲裁に入った仙台東署員3人に酔って暴れたとして組み伏せられ、搬送先の病院で急性循環不全のため死亡した。
千葉さんの母親は結審後に死亡した。