07/06/20 11:19:31
「全く覚えない」と否認 富山の冤罪で再審初公判
富山県警に女性暴行と同未遂事件の容疑者として逮捕され、約2年1カ月服役した後に無実と判明した男性(40)の有罪を取り消す再審の初公判が20日、富山地裁高岡支部(藤田敏裁判長)で開かれ、男性は罪状認否で「全く覚えがない」と述べ、起訴事実を否認した。
弁護側は冒頭陳述を行い、誤認逮捕に至った“ずさんな”捜査の実態を追及。当時の取調官を証人申請する。
検察側は真犯人を裏付ける証拠のほか、犯行時間帯の男性宅の通話履歴などアリバイを示す証拠を新たに提出し、男性の無罪を立証する。
真犯人の有罪判決が確定する前に再審が始まるのは極めて異例。裁判員制度の導入を目前に控え、冤罪事件の審理は捜査の可視化をめぐる議論にも影響を与えそうだ。
富山県警は当時の捜査について「一つ一つの事実にコメントすることはできない」としている。
2007/06/20 11:10 【共同通信】
URLリンク(www.47news.jp)