07/06/19 19:43:50
えん罪男性の再審２０日から
富山県の男性が刑務所に服役した後に無実とわかった問題で、男性の有罪を取り消すための再審・やり直しの裁判が２０日から富山地方裁判所高岡支部で始まります。
この問題は、平成１４年に富山県の当時３４歳の会社員の男性が、女性に乱暴したという罪に問われて刑務所に服役した後、別の男が犯行を自供して男性の無実が明らかになったものです。
男性の有罪を取り消すための再審・やり直しの裁判は２０日から始まり、男性が捜査当時、容疑を否認した調書や警察が作成した犯人の似顔絵などが検察側から提出される予定です。
いっぽう、弁護側が求めている当時の取り調べ担当の警察官の証人尋問については採用されるかどうか決まっておらず、裁判官の判断が焦点になっています。
やり直しの裁判は２０日午前１０時半から富山地方裁判所高岡支部で行われ検察側が冒頭陳述で男性が無罪であることを証明することになっています。
ところで、ＮＨＫは、男性の再審・やり直しの裁判で、検察側は、弁護側が求めている当時の警察官の証人尋問について反対しない意向を示していると報道しました。
これについて富山地方検察庁は、「そのような事実はなく、検察庁からは一切コメントしていない」としています。
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