07/06/15 23:20:56
えん罪再審、似顔絵など証拠開示を検討
強姦などの事件で逮捕され服役した後に、無実が判明した男性のやり直しの裁判・再審を前に、15日弁護団と検察、裁判所が2回目の事前協議を行いました。
弁護団は当時の取調官の証人尋問や前の裁判で提出されなかった犯人の似顔絵などの証拠の開示を求め、検察は証拠の開示については検討すると回答しました。
15日開かれた2回目の事前協議で弁護団は、再審で事実と違う証拠が作られていった過程を明らかにするため、
当時、男性を取り調べた警察官の証人尋問と、男性が捜査線上に浮上した原因となった犯人の似顔絵や、男性がしたと主張しているDNA鑑定の結果など、25項目の証拠を開示するよう求めました。
これに対して検察側は証拠の開示については検討すると答えましたが、取調官の証人尋問については明言しませんでした。
これまでの取材で検察側は真犯人とされる男の有罪を立証できれば、男性の無罪が認定されるとして再審では当時の供述調書が作られた経緯や信用性には触れないという方針を示しています。
再審は今月20日に富山地方裁判所高岡支部で初公判が開かれ、弁護団が求めている取調官の証人尋問や証拠の開示が認められるかどうかは裁判所が決定します。
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