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「取調官恨まぬ」と調書 富山地検、冤罪男性に
2007年05月28日12時03分
強姦(ごうかん)事件などで逮捕され、実刑判決を受けた富山県内の男性(39)が服役後に冤罪とわかった問題で、
男性は28日、朝日新聞の取材に対し、「冤罪発覚後に富山地検の検察官の聴取を受け、『捜査を担当した県警の取調官と検察官を恨まない』とする調書をとられた」と話した。
男性の弁護団は「検察の意図がわからない」と話す。地検は同日午前まで、コメントしていない。
男性によると、冤罪発覚から数日たった1月下旬、地検に呼ばれ、検察官とほか1人から聴取を受けた。
検察官から「当時の県警の取調官と検察官を恨んでいますか」と質問され、「恨んでいません」と答えた。
さらに、「(再審)公判で無罪を証明するための調書」との説明を受けた調書に指印、署名をしたという。
男性によると、「そりゃあ、恨んでいる」と思いながらも、2対1での聴取に威圧感を感じたためという。
弁護団長の藤井輝明弁護士は「検察の意図がわからない。これが明らかになればかえって問題が複雑になるのでは」と話した。
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