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男性再び弁護士解任 県警誤認逮捕、再審遅れる可能性も
2007年05月18日
平成十四年に県西部で発生した婦女暴行などの事件で県警に誤認逮捕された男性(39)が約二年間服役した問題で、男性が十七日までに代理人の弁護士三人を解任し、以前に解任した別の弁護士三人を再度選任した。
男性の無罪を確定させるための再審の初公判を約三週間後の六月六日に控えての弁護人交代で、公判開始が遅れる可能性も出てきた。
解任された弁護士三人は、男性が自白した経緯などを明らかにするため、再審公判で男性を取り調べた警察官らの証人申請を検討するなどしていた。
十六日に突然、男性本人が解任の意向を伝えてきた。
三人は十七日、弁護人辞任届を地裁高岡支部に提出した。
男性は解任理由について、再審の進め方、刑事補償や国家賠償の請求方針について意見の相違があると書面で伝えた。
このほか、男性が抱える経済的な問題の解決方法について意見の食い違いがあったとみられる。
今回、弁護人を受任した弁護士三人は近く、再審などに対する方針を決定する。
富山地裁は「弁護人から要請があれば、再審初公判期日の変更を検討する」としている。
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