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冤罪再発防止を 県警誤認逮捕受け、あす臨時検事長会同
2007年04月04日
県警の婦女暴行冤罪(えんざい)事件や鹿児島県の選挙違反事件の無罪などを受け、法務・検察当局は五日に全国八高検の検事長を集めた臨時会同を開いて両事件などの捜査経過を検証し、再発防止策を協議する。
こうした臨時会同は極めて異例で、検察への信頼低下を危惧(きぐ)したものとみられる。
県警の婦女暴行事件では、タクシー運転手だった男性の実刑が確定。服役後の今年一月に別の事件で逮捕された男の犯行と分かった。
県警と富山地検が男性に謝罪した上、同地検高岡支部が再審請求した。
選挙違反事件では、鹿児島地裁が二月、公選法違反罪で起訴された十二人に「客観的証拠は全くない」などとして無罪を言い渡し、鹿児島地検は控訴を断念した。
佐賀県で女性三人が殺害された「北方事件」でも、福岡高裁が三月、一審に続いて殺人罪に問われた男性会社員を無罪とし、福岡高検は上告できなかった。
最高検は富山の事件後、八高検と五十地検の各次席検事に「自白に頼らない基本に忠実な検察権行使」を求める異例の通知を出したばかり。
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