09/08/26 23:42:33 PPEIlpk7
大阪府泉佐野市は25日、地方公共団体財政健全化法で財政破綻(はたん)寸前と
される「早期健全化団体」になることが確定したと発表した。08年度決算で市全体の
赤字を示す連結実質赤字比率が26.42%(基準17.44%)、将来負担する借金総額
の財政規模に対する割合を示す将来負担比率が393.5%(基準350%)となり、基準を
上回った。
市は9月にも財政健全化計画の素案を議会に示し、議決を経て大阪府に提出する。
歳出の削減に伴い市民サービスの低下も予想される。
07年に成立した同法は財政状態の悪い自治体を、破綻状態の「財政再生団体」と、
その手前の「早期健全化団体」に分け、国や都道府県が関与することで財政再建を
確実に進めることを目的にしている。08年度決算に基づき、09年度から本格施行された。
総務省によると、08年度決算はまだ集計しておらず、各団体に確定した自治体は
把握していない。07年度決算にあてはめると、財政再生団体には北海道夕張市、
早期健全化団体には泉佐野市を含む全国42市町村が該当したという。
泉佐野市は関西空港の開港で税収が大幅に増えることを見込み、多額の借金をして
宅地造成や市立病院の建て替え、下水道整備事業などに先行投資してきた。
しかし、企業誘致が進まず、人口も伸び悩んだため十分な税収を得られず、危機的な
財政に陥った。04年には財政非常事態宣言を出して、職員削減やごみの有料化などで
財政再建に取り組んでいた。
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