07/07/10 12:41:23
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住民説明会で校舎解体に疑問噴出/川崎南高跡地問題
子育て・教育 2007/07/10 二〇〇四年に廃校になった県立川崎南高校(川崎市川崎区)敷地内の土壌汚染の調査結果を踏まえて、県は九日夜、初めて住民説明会を同区の県立川崎高校で開き、
約五十人が参加した。汚染を理由に現存する校舎の解体を表明した県に対し、保存活用などを求める住民からは、「土壌汚染が校舎解体の根拠になるのか」などの疑問の声が相次いだ。
県は、校舎や体育館の下から環境基準を超えるトリクロロエチレンや鉛など五種類の化学物質が検出されたと説明。開校前にあったガラス工場の影響とみられるが、「汚染による周辺への影響はない」とした。
参加者からは「建物を壊さずに対処できるはず」「汚染が危険ならば、まず卒業生の健康を追跡調査すべきだ」などの質問が出されたが、県側は「早急に建物を解体したい」「卒業生らの健康被害は確認されていない」との釈明に終始した。
土壌調査は県が三月に実施し、五月に周辺町内会長に報告していたが、一般の住民への説明会は初めて。校舎解体について、県は六月議会で解体費用約三億五千七百万円を計上している。
同校跡地をめぐっては、川崎市が同校跡地を含む「小田栄西地区」(約九ヘクタール)の再開発を進めており、二月に土地の用途を商業・業務用途にほぼ限定した。
大型商業施設の進出が想定されており、住民らによる反対運動も起こっている。