06/08/05 18:35:21 mOcM6hfu
>>29
家具業界主体の為の時代背景による構造不況という要素は仕方ない。
今の住環境(核家族化、マンション等の居住スタイルへの変化)にとって
大川の従来型の家具製造方式では当然需要と供給のバランスから言っても
どんどんそのパイが減少していくのと同時に、今の消費社会の大部分が
そうであるように、高品質化と廉価化(一定の品質を保った上の)の
2極集中型のいずれにも大川の製品(業界)が対応できなかった。
経営トップ(形は2代目、3代目になっているが、まだ実質は創業者
の親父社長連)の大半は、いわゆる職人出身の感覚的に時代変化や
需要環境変化についていけない世代なので、今日の大川の業界全体の
衰退を招いたとしても、それは必然の結果であるし、30年前くらいから
今日の状況は容易に想像できた。そういう中でも、本当に危機感を
感じて新しい形態に取り組んでいる人達もいるのが救いではある。
ともあれ、ここ20年程でかなり自然淘汰されてきたが、あと10年くらいで
ほぼ業界全体が今の時代のニーズにあった形に収斂されるであろうから、
それまでは待つしかない。その時点で生き残るであろう業界(企業)は
今の時点で、その10年後における業界全体の有るべき形態を目指して
今から準備をすべきである。
いつの時代も、変化を起こせるのは、若者(大川の業界の若者は感覚的には
高齢化しているのが最大の弱点)、よそ者、馬鹿者である。
その事をしっかり踏まえて、今後の努力に期待したい。