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佐賀商工共済詐欺事件：「注意義務」など古川知事ただす－－県議会特別委 ／佐賀
県議会佐賀商工共済問題特別委員会（伊東猛彦委員長）が２５日あった。古川康知事も
出席し、３委員が県の組合経営に対する「注意義務」など県の対応をただした。
「（組合の）再建に向けて環境が整った」と当時の担当課長が判断した９７年６月以降に、
県の「注意義務が低下した」としている点について、佐野辰夫委員が批判。「粉飾決算の
法令違反は続いていた。違反状態の解消まで、県には注意義務がある」と質問。古川知事
は「注意義務が『ない』とは言っていない。再建の道筋がつく前後で（注意義務の）度合
いは違う」と答えたが佐野委員は納得せず、再答弁を求めた。
また江口洋一・商工課長が担当課員だった９５年１２月、組合関係者と会食していたこと
も発覚。佐野委員は「これできちんとした判断が出来るのか」と批判し、古川知事は確認調
査を約束し「今後、私が関与を強めたい」と答えた。
一方、損害賠償訴訟の和解について県側は「裁判は始まったばかりで応じられる状況では
ない」とした。（毎日新聞）
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