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★【攻防―2010参院選】舛添氏 鳩山邦氏 園田氏 脱自民トリオ 暗中模索 新党埋没に焦り 立ち位置も微妙
新党改革の舛添要一代表は29日、福岡市を訪れ、無所属の鳩山邦夫元総務相とともに参院選での支持を訴えた。
政界再編の起爆剤になろうと自民党を飛び出した両氏だが、民主党支持率のV字回復もあって埋没感を深める。
同じく自民党離党組、たちあがれ日本の園田博之幹事長も地元熊本で新党をアピールしきれず、展望が見えない状況だ。
「民主党に政権を任せればこの国はだめになる。自民党には政権を撃墜する能力がない。新党改革の出番だ」。
激しく雨が降るJR博多駅前。足早に行き交う通行人に向かって、舛添氏は二大政党批判をぶった。
舛添氏は「次の首相にふさわしい政治家」を問う世論調査で常に上位に顔を出すが、
報道各社の選挙情勢調査では新党改革の予測獲得議席数は1にとどまる。
改選5議席を大きく割り込めば政治力低下は不可避。訴えには焦燥感がにじむ。
選挙カーで隣に立った邦夫氏は舛添氏と東京大の同期生。
今年3月の離党時に掲げた舛添氏との新党構想は頓挫したが、参院選比例代表には長男を新党改革から立てた。
ただ、邦夫氏は福岡選挙区で自民新人を支援する。自らの地盤、衆院福岡6区は自民支持層が厚い。
「将来、次男に跡を継がせるうわさもある。われわれと縁は切れないはず」と自民県議は言う。
たちあがれ日本の園田氏も立ち位置は微妙。4月に自民党執行部を批判して離党しながら、
参院選熊本選挙区では自民現職を支援する。
昨夏の衆院選で12万票を集めた園田氏の後援会は自民支持層が大半。
新党支持を強制すれば組織に亀裂が入りかねない。
後援会は「選挙区は自民、比例は原則、新党」と対応を決め、園田氏自身も自民熊本県連選対の相談役に就いた。
熊本選挙区に入るのは当面、30日から3日間だけ。新党の比例代表新人の元プロ野球選手と県内を回る程度だ。
後援会関係者は言う。「新党なのか、自民なのかさっぱり分からない。はっきりしない態度では支持者の結束も緩みかねない」
西日本新聞 URLリンク(www.nishinippon.co.jp)