10/05/13 12:52:17 JDWwR5If0
マイミクの5月10日の日記。 転載するっちゃ
全国のみんなに現状を伝えて欲しい。今日も6軒の仲間が消えて行った。 1人は10年以上の付き合いになる。熱いヤツで、 「これからはJAや問屋を通してじゃなく、
農家自身が消費者に訴えかけれるものを作って行かなきゃ!!」が口癖のヤツだった。 口ばっかりでなく、勉強熱心で努力家だった。
もう廃業するしない。口蹄疫発生当初から現場が放出を要望してる消毒剤がある。
ビルコン。ドイツのバイエル製薬の消毒剤。殺ウイルス力が強く、開発された当初から『世界のウイルス性伝染病が半分になる』とまで
言われた消毒剤。 今使われている逆性石鹸系の5000倍の殺ウイルス効果を持ち、塩素系なので散布後長時間ウイルスを抑える。さらに
人や牛への害が少ない。10年前の口蹄疫の時は初動で2000本、1カ月で10000本のビルコンが国の財源と指導の下配られた。口蹄疫ウイルスより感染力の
強い鳥インフルの時もこれを大量に散布し封じ込めた。
このビルコン、今年4月半ばからのアイスランドの噴火によるヨーロッパの空港閉鎖で国内の在庫がかなり少なくなっていた。 そこに
口蹄疫。在庫の奪い合いになり、一瞬でなくなった。だが全国の農政局に合わせて5000本の家畜防疫用のビルコンのストックがある。俺も初めはこれが放出されるものと思っていた。
鹿児島の徳田議員が農水省に放出を要請、「非常時用のストックで、非常時かどうかは大臣が判断する」 との解答。
俺も農水省の友人に聞いてみた。が、「大臣にしか権限が無い。俺達農水の職員もおかしいと思う。でもどうにもできないんだ…」と。
が、大臣は一切対応を見せない。バイエル製薬の知人によると、
アイスランドの噴火による空港制限は続いていて、限られた飛行枠では旅客機優先。貨物機はほとんど飛べない。今、中国や韓国も
口蹄疫対策に国を挙げてビルコンの確保に乗り出している。中国はイベリアの貨物船をチャーターし、エジプトまで海輸し貨物機を
飛ばし1万本を確保。韓国は火山灰の影響が少ない空軍の大型輸送機を飛ばし1万5千本を確保した。国を挙げての体勢に、日本の
薬品卸会社じゃ買い付けの時点で太刀打ち出来ない。