10/05/23 14:21:06 s9FtjUWa0
経済的に無くてはならない相手だからこそ
経済制裁の施行が相手国に効果をもたらす。
よって制裁された側は相手国に対する憎悪がおこる。
憎悪するから戦争になる。
経済的にまったく結びつきが無く、制裁しても何の効果も無い
相手だったら、結びつきの悪化による関係冷却もなければ
憎悪の醸成もおこりえない。そんな相手と戦争してメリットがあるのか?
己が戦争に勝利をしたとき期待できる、己が不満におもっていた
不利な条件の改善がまったくないではないか。
もし日本がアメリカに勝利したら、アメリカと条約を結び
すきなだけ日本がくず鉄を”植民地アメリカ”から安値で
買えるようににしただろう。それだけの果実が期待できたからこそ
日本はアメリカと戦争の道を選んだ。
その果実さえ期待できぬ相手、たとえばベネズエラやトルコなどと
どうして多大な犠牲を甘受してまで戦争をしようというのか。
経済的に結びつきがあるのに戦争がおこるわけが無い
ではなく
経済的に結びつきがあるからこそ、その分け前を巡り
両者で悶着がおこり、戦争に勝利したときのメリットも増え、
戦争がおこる
というわけなのだ。