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5月14日 朝日新聞東京版 基地問題
原点から問いただす好機 会社員 山口浩史 (神奈川県厚木市 56)
私は今回の普天間基地問題を肯定的に受け止めています。近年日本国民がこれほど真剣
に米軍基地問題に関心を持ったことはなかったと感じているからです。
「平和な島に基地はいらない」(徳之島)「基地移転を新政権に委ねてきた」(沖縄)など
一連の民意を考えると少し乱暴ですが日本国民全体が「この国に米軍基地はいらない」と
言っているように思えます。今こそ真剣に、日本国内にこれほど米軍基地が必要なのかを
議論するチャンスだと考えます。鳩山政権は、五月決着を先延ばししてでも、議論をもう
一度原点に戻す努力と勇気を持つべきです。
一方当事者でありながら、日本国内の混迷に歩み寄りの姿勢すら示そうとしない米国
の対応に不満です。報道では「沖縄は米国の世界戦略上重要な拠点」と言われています。
そうだとすれば、安保条約の範囲を超え、米国の国益上必要な基地を何もいわず日本が負
担していることになります。
鳩山首相にはぜひ、米国とも、基地問題を原点から問いただす議論をしていただきたい。