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5月11日 朝日新聞東京版
政治生命かけ米国と協議して 無職 北村幸枝(神奈川県藤沢市 71)
普天間米軍飛行場の移設問題で、鳩山由紀夫首相の沖縄での苦渋の様子をテレビで見ま
した。今までは首相の言う五月決着に小さな望みを抱きつつも戦後六十年以上経た今も、
基地に苦しむ沖縄県民を思うと、複雑な気持ちであった。
「抑止力」という呪詛に囚われて沖縄の方々にいつまで苦しみを強いるのか。そんな思
いが、「そもそも沖縄で安保を説く前に、この島の重荷を米国に説くのが先ではないか」
という天声人語(6日)の一言ですっきりした。これこそが政権交代を待ち望んだ国民の気
持ちではないだろうか。
徳之島の三町長との会談でも、機能の一部を受け入れを拒否された。八方塞の感強まっ
た。そこで鳩山首相にお願いしたい。沖縄県民らの声をじかに聞いて、原案も腹案も進め
ることは「不可能である」と認めてほしい。
その上で五月決着にこだわらず、米国に出かけていき、丁々発止の話し合いに政治生命
をかけてほしい。日本国民の生命と安全はこうやって守ると明確に意思表示をしてほしい
。
国会やメディアからは、「またぶれた」と非難されるかもしれない。しかし国民の声を
優先する姿勢は必ず理解してもらえると確信する。