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2010/05/09(日)の朝日新聞朝刊東京版9面「声」欄 より
「安保50年、新たな条約論議を」
設計事務所経営 滝田 正良 (山梨県北杜市 62)
米軍を沖縄県外に移す・移さないで鳩山内閣が迷走している。だがそもそも独立国である
日本に外国の軍隊が常駐しているのは不自然ではないか。日米安保条約を読むと、第6条
に極東の安全維持のため、米国は日本国内に基地を置ける旨が書いてある。
極東情勢を脅かす要因といえば北朝鮮が思い浮かぶ。しかし北朝鮮の脅威に対して米軍が
必要なのかは私には疑問である。日本の安全は自国で守る、日本にはそれができると思うし、
北朝鮮の暴走を阻むため国際社会が懸命に外交努力をしている。中国は米国といまや緊密
な関係にある。となれば今日本に米軍が駐留する必要性は、少なくとも日本側にはないのでは
ないか。
第10条には、条約締結から10年経過後は、終了の意志を通告すれば1年後に一方的に破棄
できる旨が書かれてある。50年たてば国際情勢も変わる。日本が米軍の駐留を容認する安保
条約を根本から見直し、時代に合った新しい条約を新たに結ぶ。そのための議論を政府は国民
に問う必要があるのではないだろうか。