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4月27日 朝日新聞 声(東京版)
2の63乗 出した生徒に感動 高校教員 吉武弘明 (神奈川県茅ヶ崎市 48)
「教育内容にも仕分けが必要」(21日)を拝読。ゆとり教育の下、私立中高一貫高で数学
教育に携わったものです。
高校三年の授業で「2を63回掛けた数を3で割った余りは何か」という入試問題を取り
上げたことがあります。これはある方法で暗算で解けます。授業でも説明したのですが、
授業後一人の生徒がノートを見せに来ました、何と2を63回掛けた値(922347203685477
5808)が記されていました。
そんな計算は入試でも実生活でも不要でしょう。しかし、彼は「やってみよう」という
好奇心があったのです。私はその数の大きさを実感して感動すると同時に、受験を控えた
中でこんな作業を楽しむ「ゆとり」をもった彼に「強さ」を感じました。
子供は大人が失ってしまった感性があります。精選の名の下に必要な知識と不要な知識
を仕分けることが本当に必要なのか。時代が求める学力や知識は変化しても、子供が身に
つけるべき学力や知識はそれほど変化しないものだと私は考えます。